毎日の健康な暮らしの基本となる“食生活”、“食”への関心は近年益々高まっています。忙しい時代だからこそ、“スローライフ”に代表される“食べる”という人生の喜びを味わおうというムーブメントが浸透しつつあるようです。“もっと安心して、美味しいものを食べたい”これは私たち共通の願いです。グローバル化が進む21世紀、確かに日本にいながらにして世界中の様々な食材が楽しめるようになりました。

その種類はどんどん多様化し、世界各地の旬を味わうことも、最高の珍味といわれる高級食材もその気になれば24時間以内に“お取り寄せ”できる時代です。が、その一方、日本国内で生産されるからこそ“安心で安全な”食品にも注目が集まり始めました。

今回取材させていただいた【エコ作】ブランドの野菜工場では、太陽の光をたっぷりと取り込んだ清潔な環境で美味しそうなレタスたちが整然と水耕栽培されていました。話題の食品をあつかう高級スーパーやサラダの味に敏感なレストランでは、最近の天候不順の理由からでなく、【エコ作】を積極的に扱うようになっているとか…。水と太陽がつくった新鮮野菜【エコ作】をその生産現場、流通のシーン、そして取っておきのレシピを生み出すキッチンから徹底リポートします。(次のページへ



本題に入る前にまずは、今シーズン注目のレタスたちを紹介しましょう。

●フリルアイス/レタスの仲間のフリルアイスはパリッとした食感とフリルのような葉が見た目も新鮮な印象です。ヨーロッパでは最も人気のあるレタス(バタビア)をさらに食べやすくしたオシャレなレタスです。

●グリーンローズ/葉の巻き方がバラの花に似ていることが命名の由来。柔らかな食感のサラダ菜です。

●グリーンマリーゴールド/サラダ好きにはたまらない食感と味わいが自慢のリーフレタスとエンダイブを掛け合わせた新種のレタス。アクも少なく、独特の味わいを生かしながらも【エコ作】独自の柔らかさは抜群。