松下電工株式会社「あかり安心サービス」
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白熱灯を蛍光灯に換えるだけで、身近な地球温暖化対策も図れます
仲田和美さん  
松下電工 仲田和美さん  
問い 『あかり』、とくに蛍光灯についての概況を教えていただけますか?

仲田:
近年、環境問題への対応から多くの企業様や工場などでは省エネルギーに取り組んでいます。照明関係ももちろん例外ではありません。蛍光灯1本の電気使用量はわずかでも、建物全体でみると莫大なものになってしまうのです。これは弊社の行った調査による数値ですが、事業系活動で消費される電気総使用量のうち、工場では平均20%、一般オフィス系では38%、商業施設にいたっては約65%が照明によるものです。

 
蛍光灯の種類&最新の蛍光灯事情
→ ナショナルランプ商品一覧
 
「照明」には、いろいろな種類がありますが、家庭やオフィス、工場などの照明で一般的なものは、皆さんご存知の「蛍光灯」と「電球」の2種類です。蛍光灯というと、棒状の直管と丸い輪の丸管をイメージされる方が多いと思いますが、最近では、電球の形をした電球型蛍光灯も増加しています。蛍光灯は、電球と較べると非常に電力消費量が少ないため、地球温暖化対策の一方策としても注目されています。電球のソケットにそのまま取り付けられる電球型蛍光灯は、照明を使うことによるCO排出を大幅に削減します。また、蛍光灯自身も進化していて、現在HF蛍光灯をはじめとした電力消費を抑えて明るさを増した高効率の蛍光灯が開発・発売されています。
『あかり安心サービス』はすべての種類のランプがサービスの対象ですので、「白熱灯」を蛍光灯に換えるだけで、身近な地球温暖化対策も図れます。

消費者の方も、商品の購入にあたり、価格だけではなく、その後の電気消費率や廃棄時の処理費用もイメージしながら、商品を選ぶ時代が来つつあると感じていますので、このような身近なところでできる地球温暖化対策をもっと知っていただけるとよいですね。
   
  問い そうした流れも『あかり安心サービス』の誕生を推し進めたのですね。
仲田:
現在、弊社がサービスの対象としているのは事業所だけですが、一般の皆様からも高い関心を寄せていただいております。エコプロダクツ展などの環境展示会に来場された方などお問い合わせをたくさんいただくようになっています。
   
  問い 『あかり安心サービス』が、環境を大切に考える新たな機会にもなっているのでしょうか
仲田:
はい、お客様の関心の高さからもそのように感じております。

宮木:
私たちの予想以上にこのサービスが浸透した背景には、環境保全への関心が高い企業では『あかり安心サービス』を導入することが、社員の環境意識の啓発になるという判断もあったようです。先日も都内のある区が小学校の蛍光灯を対象に、サービス導入を検討されているということで、ご説明に伺ったのですが、子供たちの環境教育の一環としても意義があると、ご担当者が話されていました。

社会における環境に配慮する意識は確実に深まっているように感じます。
個人差はあるでしょうが、ゴミを分別して出すことは当たり前になり、環境と共生する生き方浸透してきたと思います。私どものあかり安心サービスがその一助となることを願っています。


→ 松下電工『あかり安心サービス』のWEBサイト (※別ウィンドウで開きます)


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