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蛍光灯を確実にリサイクルする取り組みとして注目される松下電工株式会社の『あかり安心サービス』。企業が提供する新しい形の「環」の先に、環境と共生する未来への光を探してみました。 |
松下電工株式会社 電材マーケティング本部 |
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『あかり安心サービス』がスタートしたいきさつについて伺えますか? | ||
宮木: |
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『あかり安心サービス』の『安心』とは、どんなことでしょうか。 | ||
企業などの事業者が蛍光灯を購入した場合、使用済みの蛍光灯は産業廃棄物として排出者責任を全うし、確実に処分することが求められます。『あかり安心サービス』では、蛍光灯はこの事業のパートナーであるサービス会社が蛍光灯を所有しますので、使用済みの蛍光灯の処分はサービス会社の責任となり、「あかり」の利用者となるお客様には、排出者責任がありません。サービス会社の使用済み蛍光灯は、松下電工の選定基準をクリアした処理工場に処理委託します。松下電工では、使用済み蛍光灯から確実に水銀を分離除去し、ガラス、金属などもリサイクル原料として資源化されるリサイクル率の高い処理工場を推奨しています。 このシステムによって、「あかり」の利用者には、排出者責任がなくなるだけでなく、使用済みの蛍光灯が確実にリサイクルされていることが明白となり、「安心」が得られます。私どもが、『あかり安心サービス』を検討していたときに、使用済みの蛍光灯を確実にリサイクルする処理工場が、すでに存在していたことが、このサービスを完結させる上で大きな助けになりました。松下グループにとって廃棄物処理は未知の分野でしたから、全国の再資源化工場と連携することで早期の事業化が実現でき、サービスコストの低減も図れました。 |
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蛍光灯という特定の製品もきちんとサイクルされる枠組みが日本に根付きつつあるのですね。 | |||||
宮木: 『あかり安心サービス』を手短に説明すると、以下の3点に要約されます。
※あかり安心サービスは蛍光灯以外のランプ(電球・水銀灯等)も対象です。 |
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非常にシンプルな流れでしょう? しかし、立ち上げ当時は、メーカーは“ものづくり”に徹底的にこだわり抜くというのが、社内の主流の考えでしたので、“サービス”を売るという発想への風当たりは相当強いものがありました。でも、『企業は社会と常に共にあり、“社会のお役に立ってこそ”企業は存在意味がある』というのが、創業者、松下幸之助の精神です。次第に、このサービスの実現に向けて、理解を得ることができました。 |
計画段階とサービスをスタートされての反響はいかがでしたか? | ||
宮木: |
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