蛍光灯リサイクル工場を訪ねて
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丁寧に正確に分別してゴミを出す 問い リサイクルをさらに効率よく推し進めるにはどのようにしたらいいでしょうか?
やはり、ゴミの分別から始まると思いますね。“丁寧に正確に分別してゴミを出す”、ここから始まるんだと思います。自治体によっては、意識の高い住民の協力を得ながらゴミの分別に熱心に取り組んでいるところもあります。
   
伊吹一省さん  
問い 今後の課題を伺えますか?
最大の課題はなんと言ってもコストの削減です。有害物質の処理+リサイクルは、今後の地球環境に対して絶対に必要なことです。だからこそ社会全体に広く蛍光灯リサイクルの重要性をご理解いただき、普及させたいと思います。それには処理コストをもっともっと下げたいと思っています。

次に、液晶画面のバックライトなど、どんどん増加する新しい異形の蛍光灯を低コストで処理するシステムを開発すること。そして、蛍光灯の回収の仕組みをしっかり確立することですね。

先ごろ操業を開始した仙台の工場は、今日見ていただいた鶴見の工場とは処理システムが異なっていて、蛍光粉の入った蛍光灯を破砕してから、蛍光粉を分離回収する処理を行っています。そのため、仙台の工場では、蛍光灯の形状に影響されずに処理ができます。

しっかり分別された質の高いゴミとして排出されると、それだけ低いコストでリサイクルすることが可能になります。リサイクルの重要性を製造メーカや消費者と共有し、現状の課題解決に向かって歩調を揃えることができれば素晴らしいですね。でも、そんな時代もすぐそこまで来ているように感じます。


→ JFE環境株式会社のWEBサイト (※別ウィンドウで開きます)



END
   
  最新の蛍光灯リサイクルシステムを導入している仙台工場
  最新の蛍光灯リサイクルシステムを導入している仙台工場
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