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前回取材をさせていただいてから、6年が経ちましたが、その間に世の中が変わったと感じることはありますか? -- これは私個人の印象ですが、93年から97年の4年間は大きく変わった気がしますが、00年から06年の6年間は特に何も変わっていないような印象を持っています。確かに6年前は、皆がごみのことについて知識がなかったから、ゴミを「分別して出す」ことがとても面倒に感じられたでしょう。でも私はいったんやってしまえばあとは慣れだと思っていました。何十種類にも分別するのは、ファシズムだ!なんていう意見もありましたけど、実は厳格に分別するほど、捨てるときに迷わなくなるので楽チンなんです。 現代はマニュアル社会なんて揶揄されますが、ゴミの分別においてマニュアル化はポジティブに捉えるべきではないでしょうか? デートをするときだって、「何処に行って」、「何をして」、「どの店」で「何を食べる」って決めておいたほうが楽だし、上手くいく。分別だって、細かくルールになっていたほうが楽なんじゃないかしら? 何も知らずに「さあ! このゴミを分別して」と言われたら、きっと迷うと思います。これは燃えるのか、燃えないのか、それとも資源なのか、って。 でも今のように、このゴミは燃える、燃えない、という基準となるマニュアルがあれば、だれでも楽に分別できる。やってみれば、実は超カンタン! だから短期間にここまで広まっていったんだと思うんです。 先ほどもお話したけれど、最近になって世界的に注目を浴びている “もったいない” という言葉を、私はずっと前から使っています。ある番組のニュースキャスターが、「 “もったいない” はすでに死語だ」なんて言っていましたが、私は死語じゃない、どっこい立派に生きていると思うんですよ。 |
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