ニコルさんの森は、長野県黒姫山のとなりにそびえる飯綱山のふもとにある。
そこは、ニコルさんが日本での森の再生活動を始められるきっかけとなった、英国ウェールズのアファン・アルゴード森林公園にちなんで、アファンの森と名づけられた。
アファン、それはケルト語で「風が通るところ」という意味。そろそろアファンの森では、色づいたナラ、ブナ、カエデが葉を落とし、冬支度を始めるのだろう。
日本の森の危機的状況
Q.都会に暮らす私たちは、毎日の暮らしの中で「森」を意識することが、ほとんどありません。森とは、いったいどんなものなのでしょうか?
森っていう字、そもそもこの漢字が間違っていると僕は思うんですよ。「木」という字を三つ積み重ねるでしょう? でも、本来の森は木だけがたくさんあるんじゃない。水と土と木が一体になって森ができる。だから、森っていう漢字はこう書くべきだと思うんですよ。