【どろ亀先生】
北海道の富良野にある、東京大学北海道演習林の林長(責任者)だった高橋延清先生のこと。1914年ごろ岩手県生まれ(出生届を出すまでに数年かかったので生年がはっきりしない)。1937年、東京帝国大学農学部林学科卒業。翌年、農学部助手として東京帝国大学北海道演習林に就職。1942年、林長就任。1974年、退官。2002年、逝去。どろ亀先生は、ニコルさんを「わしのばか息子」と呼んだそうだ。1958年、「林分施業法」を提唱。それは、森林には、公益機能と経済機能がある。公益機能とは環境を保全・維持すること。経済機能とは林産物を社会に役立てること。公益と経済の両機能を発展させるよう天然林を育てよう、というもの。