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江戸時代の日本は「植物国家」だった。 石川英輔さん 作家・武蔵野美術大学講師 |
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いしかわ・えいすけ 1933年京都府生まれ。国際基督教大学と東京都立大学理学部中退。会社経営をへて現在は作家活動に専心。現代人と江戸芸者の時空を超えた恋心を描いた『大江戸神仙伝』が大好評、この作品がきっかけとなって専業作家となる。また、江戸の庶民生活、エネルギー、テクノロジーを研究し、その知恵や合理的な暮らしぶりを紹介した『大江戸えねるぎー事情』『大江戸テクノロジー事情』『大江戸リサイクル事情』という大江戸シリーも好評を博す。11月中にはシリーズ4作目になる『大江戸えころじー事情』が上梓される(田中優子氏との共著に『大江戸ボランティア事情』もある)。江戸生活を舞台にした小説も数多い。 |
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色づいた木の葉が一枚、また一枚と路上に舞い降りる秋の某日、東京中野にある石川英輔さんのお宅を訪ねました。木々が生い茂る静かな庭。そこに作られた家庭菜園では京菜がいっせいに芽吹いています。戸棚に多くの古書が積まれた部屋で、江戸時代がいかに優れた“循環型環境社会”であったかを伺いました。 |
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