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見事な藤の木
曇り空だった東京とは打って変わり、あしかがフラワーパークは快晴。まずは、塚本さんが移植を手がけた、幹の太さは日本一、枝の広がりは畳300畳分にもおよぶという藤の写真をご覧ください。花の房は1.5メートルにもなり、中には1.7メートルにもなる房があるそうです。あなたの身長を超えているかもしれませんね?(開花は4月下旬から5月中旬。伺った季節は緑の葉が生い茂っていました)
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藤の木を移動するとき、塚本さんは幹にギブスを巻いたそうです。藤の木をクレーンで吊り上げると、自らの重さで皮にロープが食い込んでしまう危険があるのですが、ギブスはそれを防ぐ画期的な措置でした。藤の木の引っ越しについて、詳しくはあしかがフラワーパークのHPをご覧下さい。
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●藤棚を案内してくださったときの塚本さんのお話。
「日本人の名前のなかで「藤」がつく名前はいくつあると思います? 私ね、数えたんですよ。なんと141もあったんです。日本人はとても藤が好きだという証拠のように思えませんか? ほら、源氏の君が憧れたのも藤壺の君、紫の上でしょう?」
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