記録的な猛暑となった今年の夏、インタビュー当日もまさに灼熱という形容詞がビッタリな昼下がりでした。中野さんは涼しげなブルーの装いで登場され、言葉を吟味し、どの質問にも具体的な事例を挙げ、的確に答えてくださいました。
インタビュー中、繰り返しおっしゃったのは、データに向き合う際の前提事項を熟読することの重要性でした。ともすれば、データが提示する結果のみに目が行き、データ収集がどのような目的で、どのような条件や対象者に、何時行われたかを見落としがちな私にとって大きな示唆でした。
私自身、今まで生きてきた時間の中で私なりに構築してきた価値観や正義感に基づき、物事に向き合い、思考し、判断してきました。
「いい世の中」とは?
「幸せな人生」とは?
一体それはどのようなものなのか?
そして、「日々を生き延びるとは?」
真摯に考え続けたいと思います。