私の住む新潟は、3月になってもまだ雪が降る日があり、“ホントウに春が来るのかしら・・”なんて不安になることがあります。だけどキッチンの窓から見える大きな桜の木のつぼみは、日に日に大きくふくらんできているし、わが家で飼っている2匹の犬の毛も、お布団のような綿毛が抜け始め、ひと足早い「衣替え」の準備。あまりの寒さになかなか実感できないけれど、春は確実に、もうそこまで来ているのですね。
春は入学、入社、転勤などに伴って、新しい出会いが多くなる季節でもあります。それはワクワクでもあり、ドキドキでもあり。“はじめまして”の相手と手っ取り早く仲良くなる方法は、一緒にごはんを食べることに尽きる! と、私は思っています。おなかがいっぱいになってくると、変な気取りもなくなって、おしゃべりもはずみ、お互いの距離がぐっと縮まる。そのごはんはレストランでいただくのもいいけれど、気持ちのよいお天気の日に、手作りのランチボックスを持ってでかけるのも、素敵。
今回はそんな日にぴったりのメニューをご紹介。サクサクのスコーンをメインに、小さなおかずを籠に盛り合わせてみました。当日はなるべく手軽に出来るように、前日から仕込んで後は焼くだけ、盛り付けるだけというお料理ばかり。 気になる人ができたら、そよ風に吹かれながら、ワインなど片手にじっくりと“自己紹介”してみてはいかがでしょう。
- ○材料 8個分
- 小麦粉200g / ベーキングパウダー小匙1/2 / サワークリーム100cc
- 卵1個 / バター40g / 砂糖大匙2
1.小麦粉、ベーキングパウダーは合わせてふるっておく。
2.(1)に細かく切ったバターを入れてつぶし、すり合わせる。サワークリーム、卵を入れて混ぜ合わせ、ひとつにまとめる。
3.(2)を2センチ厚さにのばし、直径5cmの抜き型で抜く。
4.オーブンシートに並べ、180℃で15分、ひっくり返して170℃で8分焼く。
*(3)までを前日に作って、冷蔵庫で保存しておける。
- ○材料ココット 4個分
- ズッキーニ1本 / パプリカ1/2個
- オリーブ油大匙1 / ビネガー大匙2 / はちみつ小匙1
1.ズッキーニ、パプリカは棒切りする。
2.フライパンにオリーブ油を熱し、(1)を炒め、ビネガー、はちみつ、塩を入れて混ぜる。タッパーなどに入れてひと晩漬け込む。
- ○材料ココット 4個分
- 菜の花1パック / 玉ねぎ1/4個 / ツナ缶1個
- マヨネーズ大匙2 / 生クリーム大匙3 / 粉チーズ適宜
1.菜の花はゆで、5cm長さに切る。
2.玉ねぎはみじん切りし、ツナ、マヨネーズ、生クリーム、塩を混ぜ合わせる。
3.(1)をココットに入れ、(2)をかけ、チーズをかけて180℃のオーブンで15分焼く。
- ○材料ココット 4個分
- 鶏もも1枚
- バルサミコ大匙2 / しょうゆ大匙1 / 塩、こしょう少々
1.鶏肉はひと口大に切り、バルサミコ、しょうゆ、塩、こしょうを混ぜ合わせひと晩おく。
2.ココットに入れ、180℃のオーブンで15分焼く。
★ 『スコーン』『菜の花のグラタン』『鶏肉のバルサミコ風味』は同じ温度、時間なので、一緒にオーブンに入れて焼くと効率的。