見出し01:そこでお弁当の登場です

「お昼はしっかりと食べなきゃ!」と頭では分かっていても、これからの季節、そうめんやざるそばや冷麺など、ついついあっさり、つるっと喉ごしのいいメニューばかりを選びがち。とくに会社勤めの人はゆっくりと時間も取れないし、いつも同じようなお昼ごはんになることが多い。

主人もかつては“お昼なんてお腹がふくれればなんでもいい”という考えだったのですが、去年の暮れに体を壊してからというもの、少しは自分の健康や食生活というものに目を向けるようになりました。とはいっても、会社の近くにあるお店は決まっているし、忙しいのも相変わらず。そこで「お弁当」の登場です。お弁当なら、時間の空いたときにいつでも食べられるし、少々食欲がなくても、もったいない (私に怒られる ? ) ので残さず食べます。栄養バランスも考えられるし、なにより安上がり!

お弁当写真

 

見出し02:夏バテしないようにボリュームも欲しい

ただ、これから夏にかけてのお弁当作りは大変。とにかく傷まないように注意をしなければなりません。冬場のように、夕ごはんの残りものをそのまま詰めちゃえ!というわけにはいかないのです。おかずもごはんも、なるべく安全にいただけるように、調理法、味付けにひと工夫が必要。そして夏バテしないようにボリュームも欲しい。とはいってもあまりにしつこい料理だと、かえって食欲がなくなるし・・。夏場のお弁当をおいしく作れる人は、かなりのお料理上手といっても過言ではないのです。

 

写真 野菜とかんずり

見出し03:夏バテしないようにボリュームも欲しい

今回は "手間ナシ・安全・ボリュームアップ" をテーマに、働くお父さんのためのお弁当を作ってみました。

まずはお肉料理から! ほろにがのゴーヤと豚肉を湯通しし、辛味をプラス。辛味は豆板醤でもいいし、たかのつめでもいいのですが、わが家ではいつも新潟名産の 「かんずり」という、たかのつめを発酵させた調味料を使います。

そしてお魚は鮭のしょうゆ漬け。これは前日に調味料に漬けて、朝焼くだけにしておきます。野菜はいんげんで、めんつゆとレモン汁のさっぱりタレを合わせて。なるべく手早く出来るように、いんげんをゆでた湯をそのまま使って、豚肉、ゴーヤをゆでるのがポイント。

そしてごはんには、生姜の千切りを混ぜ込みます。風味がよく、暑い日でも食欲が出るし、生姜の作用で傷みにくい。まさに大人向けのお弁当ですね。お弁当箱の上には保冷材も忘れずに。ついでにメッセージカードなんか添えれば、もう完璧! なんですけど、これだけは私もなかなか出来ずにいます・・・

 

 

見出し:インゲンのレモン和え

  • ○材料 1 人分
  • いんげん 3本
  • レモン汁 小匙 1
  • めんつゆ 小匙 1
  • 黒ごま 少々

 

1.いんげんは茹で、2等分する。
2.めんつゆ、レモン汁、ごま、1 を和える。

 

見出し:豚肉とゴーヤの辛味和え

  • ○材料 1 人分
  • 豚ローススライス 80g
  • ゴーヤ 1/3本
  • ごま油 小匙 1
  • かんずり(または豆板醤) 小匙 1/2
  • しょうゆ 少々

 

1.豚肉は食べやすい大きさに切る。
2.ゴーヤは縦半分に切って種を取り、スライスする。
3.いんげんをゆでた湯でまず豚肉を入れる。
4.色が変わったらゴーヤを入れ、しんなりするまでゆでる。ザルにあけ、水気をしっかりきる。
5.ボールに (4)、かんずり、しょうゆ、ごま油を入れて混ぜる。

 

見出し:鮭のしょうゆ漬け

  • ○材料 1 人分
  • 生鮭 1 枚
  • しょうゆ 大匙 1
  • みりん 大匙 1
  • 油 少々

 

1.鮭は半分に切る。
2.保存袋にしょうゆ、みりんを入れて混ぜ、1 を入れる。そのまま一晩ねかせる。
3.フライパンに油を熱し、2 を入れて焼き、ふたをして蒸し焼きする。

 

見出し:ショウガご飯

  • ○材料 1 人分
  • ごはん茶碗 1 杯強
  • 生姜 ひとカケ

 

1.生姜は千切りにし、水に放ったあと水気をしっかりふきとる。
2.熱いごはんに 1 を混ぜる。