〜危機にある地球環境を直視する〜エコギャラリー
私たちは今、生物史上かつてない「大量絶滅の時代」を生きていると言われています。西暦1600年以降で、絶滅が確認された種は900種以上を数え、その原因はほぼ100パーセント、人類による行為によるとされています。乱獲のみならず、里山や湿地の荒廃、外来生物に撹乱される生態系、そして現代の経済活動や生活スタイルによる地球温暖化の波は、じわじわと、しかし確実にその進行を加速させていることを実感します。
本年度は気候変動によって急速に変化する自然環境や、その状況下で生き抜くさまざまな野生動物たちの実態に目をむけてきた写真家たちの仕事にフォーカスします。
彼らの圧倒的なフイールドワークで記録された“現在の地球の姿”をパノラミックにご紹介いたします。
気候写真家 / 著述家
著作活動では、水に関連する諸課題、世界中の水路が持つ重要性とそれらに迫る脅威の両サイドに焦点を当てている。
また、気候変動に関する写真作品では、損なわれ、失われつつある地球の自然の美しさを記録している。
地球の健全性を保つ上で、生物多様性や森林生態系が果たす役割がどれほど大きく、それが人間によってどのように損なわれているかにもフォーカスしています。
写真作品は、国内外の多くのアワードで受賞し、個展やグループ展を開催され、世界各地の重要な研究機関や団体、美術館にコレクションされている。
主要な著書としては、『Florida’s Changing Waters: A Beautiful World in Peril』、『Poetry of Being』などがある。
https://www.lynnebuchanan.com/
荒野に身を置くことは恐ろしい体験だ。
私たちの最も深い恐怖を照らし出すからだ。
しかし同時に、自然の秩序と人間の体験について、
儚くも永遠の詩的な真実を明らかにすることもある。
荒野は私たちに畏敬の念を呼び起こし、
人々を神聖と信じるものとの神秘的な体験へと導く。
第六の大量絶滅の瀬戸際にあって、私たちは今もなお、
聖なる野生の空間を開発の祭壇に捧げている、こうした喪失が私たちの精神的、
身体的健康を蝕むにもかかわらず。私の写真は、
失われつつあるものの記憶と同時に、希望への道筋でもある。
自然写真家
1962年、宮城県石巻市生まれ。地球全体をフィールドに撮影活動を行う。
2022年には自然写真の世界最高峰といわれるロンドン自然史博物館主催の「Wildlife Photographer of the Year」にてNatural Artistry Award (自然芸術賞)を受賞。
「Dear Earth」(小学館)、「Planet of Water」(日経National Geographic)、「night rainbow」(小学館)など、30以上の著書を発表。写真展多数開催。TBS「情熱大陸」、NHK「おはよう日本」「SWITCHインタビュー」、NHK World「Face to Face」「Direct Talk」をはじめ、メディアで自然のこと、自然と人間の関係などを幅広く伝え続けている。
http://junjitakasago.com/
もしかしたら、このまま氷がどんどん減っていくのかもしれないし、
一転して氷河期に向かい始めるのかもしれない。
どんなふうに地球や人が変化していくにせよ、
これから先も、カメラが道しるべとなって僕を先導してくれるものと思う。
その時どんな風景にカメラを向けているか、僕にも皆目分からないが…
環境庁ページ|いのちはつながっている。