~地球の声に耳を傾ける~
エコピープル

2023年春号 Ecopeople 95『三人三様、その未来の姿』

7 夢を語るリスクとためらい

山﨑
話していくことで、意外なところに接点が見つかり、繋がったりすることがあるよね。 ただ最近、夢とか目標とかを喋り、僕がそれらを少しずつクリアしていくと、周りとの距離が広がっていることを感じています。
編集部
周りの大切な人との距離ができるということ?

山﨑
はい。離れてしまう。
「やっぱ、あいつは自分たちとは違うんだ」みたいな感じです。
僕は岐阜から東京に出てきたんですけど、岐阜の高校時代の同級生に「やっぱ山崎は東京に行って変わっちゃったね」みたいな感じで言われることもあって…。
もし僕が牽引する立場になったとしたら、これからは離れそうになってる人たちをどんどん巻き込んでいくのが大事なのかなって思っています。
最近は「夢は?」って言われると、「あんまり思いつかない」って人も多いと聞きます。
だから、「夢」の代わりに「願望」、「野望」っていう言葉も使っています。
「夢」を話す時はプレッシャーも感じるし、実現可能性とかも考えちゃうと思うんですけど、そういうのは一切無しにして、喋れる環境づくりが大事かなって。
前田
「野望」だったら確かに叶わなくてもいいし…。
山﨑
結構、気軽に話してくれる。自然に、そういうことを言えるような環境を作るためにも、まず僕たち自身がそれぞれにとんでもない野望を抱くことが大事かなって思っていますね。
前田
先ほど、お金の話も話題にありましたよね?
そこは正直、私もすごく共感するところで、「夢だけじゃ食ベてはいけない」と痛感しています。最近はクラウドファウンディングのように、みんなでお金をちょっとずつ出し合って、大きいことを成し遂げるコネクティング・ツールが生まれているので、こうしたチャンネルをどんどん使っていかないとって思ってます。
編集部
希望を託せる未来をつくりあげるには、お金のみならず、段階的にシステムを組み替え、着実で継続的なメンテナンスが必要だと思うのね。継続的な発展と進化において、何がこの段階で必要なのか?人的サポート、ノウハウの提供や機材が必要な時もあるし、単純にお金が必要な時もあるし、それを実現、実行する場所が必要な時もあるし、さまざまなことがあり、それをひとつずつ確実に機能させ、プロジェクトを推進していかなけらばならない。

久保寺
そうですね。僕はある意味、先を見据えてというか、戦略って言ったら簡単に聞こえますけど、実現可能性を高めるっていう上で、そこがすごく必要だと思っています。そこがないと、結局「お金がほしいです」でお金もらいました、「じゃあ次どうしたらいいんでしょう、うーん」で止まっちゃうっていうことになりかねない。
ファンドを得たら、「まずはどう動き」「そして、こうなったら」というマネージングプランを立てた上で動くかという「動き方」が大事だと思います。それには、先を見据えた運営プランを組める土台、人脈作りや継続的なスキルアップが重要だと思います。
その土台の上で、社会で、世界にまでどうやって広げられるかの戦略プランが大事になってくるんじゃないでしょうか? これは僕の個人的な考えですが。