磯崎 新


1931年大分に生まれる。1961年東京大学数物系大学院建築学博士課程修了。1963年磯崎新アトリエ創設。東京大学、UCLA、ハーバード大学、コロンビア大学など国内外の客員教授、また、国際コンペの審査員を務める。世界各地での講演・シンポジウムと並んで、ロンドン、ヴェニス、パリ、ニューヨークなど諸都市で、建築展、美術展、個展と多彩な活動を展開。代表作に、群馬県立近代美術館、北九州市立美術館、つくばセンタービル、MOCA−ロスアンゼルス現代美術館、バルセロナ市オリンピック・スポーツホールなどがある。close

海の博物館
1992年鳥羽に完成。「海民(かいみん)」と呼ばれる漁師さん・船乗り・そして海辺に住む人が、海と親しく付き合ってきた歴史と現在、さらに未来を伝える『海と人間』の博物館。その建築には、「博物館はいつまでも活動をつづける」とのコンセプトが生かされ、増えつづける資料の移動が容易であり、かつ展示の変更も可能。博物館館員はいつも新たな目的をもって活動することができ、したがって観覧者は最新の展示に接することができる。6棟に分散配置して、横の移動に重点が置かれているため、観覧者も疲れずに展示を見ることができる。展示棟は木造、自然風景が十分に取り入れられ、ゆったりとした庭園部もある。芸術選奨文部大臣新人賞、日本建築学会賞をはじめ、数々の賞を受賞した。close 

ルイス・カーン
Louis I.Kahn 1901-1974  
20世紀を代表するアメリカの建築家。アメリカの初代の建築家、トマス・ジェファーソン(初代大統領)から始まるアメリカの建築史は、フランク・ファーネス、ルイス・サリヴァン、そしてサリヴァンの弟子、フランク・ロイド・ライトが続き、エリエル・サーリネンの次に登場するのがルイス・カーン。代表作に、ブリティッシュ・アートセンター、ソーク・インスティチュート、キンベル美術館、ブリンモア大学エドマン・ホール、ファースト・ユニタリアン教会など多数。

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