45億6000万年に生まれたとされる原始地球。
そしてその地球に海洋と大気が生まれ、表面に出現した海洋に最初の原始生命体が生まれたのは、40億年前と言われています。ただ、微惑星の衝突で海洋は何度も干上がってしまいます。
そのような厳しい環境変化を遂げる海洋で、生き残った単純な微生物が今、地球上で生きる全ての生物の元祖となったのです。
海中で劇的な進化を遂げた生きものたちが陸上へ上がったのは、「シルル紀」から「デボン紀」(4億3500万年〜3億5500万年前)のこと。
地球に生まれた磁場が地球の周辺に有毒な紫外線や宇宙線、太陽風をシャットアウトするオゾン層を構成し、陸上の生物たちの生命を守る条件がやっと整ったのです。
植物、昆虫、鳥、そして哺乳類は2億3000万年前、人類が誕生したのはたった20万年前です。
もっとも40億年にわたる生命の歴史は、3度の「スノーボールアース」(全球凍結)「海洋無酸素事変」「隕石衝突」など、文字通り地球の波瀾万丈の時間を経て、今に至っています。
多くの生きものたちの“生命を育むゆりかご”として進化してきた稀有なる惑星、地球。
その循環や生命の法則が現在、新参者の人間の手によって、壊されようとしています。
18世紀後半の産業革命以来、今世紀になって急速に進行する地球温暖化は、極地氷解による陸地の侵食を招き、海洋温度の上昇と海流の変化は、地球を一巡する大気の流れに大きな変化を与えています。
40億年にわたって、さまざまな生きものたちのレジリエンスによって支えられてきた“私たちの住処”地球、そして未来世代を育む“ゆりかご”。
6回目となる『ecobeing SYMPOSIUM』では、「私たちは今、どこにいるのだろうか? EARTH ONENESS -生命の星・地球」をテーマに、次世代が幸福な人生を全うできる地球環境の回復と、新たなライフスタイルの創出に向け、広い知見の上に具体的な活動を展開されているプレゼンターの講演を、自分自身の五感を通して感じる起点とすべく、リアルな対話の場を持ちます。
ecobeingは「人と人が出会うことで生まれる奇跡」を大切に、皆様のご参加をお待ちします。
13:00 開場 13:30〜16:30
本シンポジウムに参加ご希望の方は、下記PEATIXからお申し込みください。
https://ecobeing-symposium202511.peatix.com
Part 1 「私たちは今、どこにいるのだろうか? EARTH ONENESS -生命の星・地球」
Part 2 「美しい風景、原風景」を取り戻す
(横浜市みどり環境局 環境科学研究所 / JFEスチール株式会社 スラグ事業推進センター)
2025「ecopeople Vol. 103」
お問い合わせ先|『ecobeing』編集部
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