1978年函館生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業後、米国カリフォルニア州へ留学し、授業の一環で飲食業で研修。東京と札幌で料理の経験を積み、SIOに入店。2019年、農業研修を経てアグリスケープの料理長兼農場長に。2021年狩猟免許取得。
「エコピープル」でのインタビュー記事 ≫
札幌黄玉ねぎの収穫は、私たちに秋の訪れを告げます。すぐ隣には白菜畑が広がり、収穫を終えたとうもろこし畑では、冬に向けた準備が待っています。
アグリスケープは、札幌黄玉ねぎの農家さんを引き継いだところから始まりました。年間約150種類の種をまいていますが、玉ねぎは今も特に思い入れのある食材のひとつです。収穫の時期にはいつも初心に戻り、先代の農家さんに改めて敬意を抱く時期でもあります。
野菜を育てていると、気候の変動や季節の移り変わりにとても敏感になります。このところ北海道では夏の気温がぐんぐんと上昇し、今までになかった課題に直面しています。食材を生産しながら、食べることは自然を守ることに直接つながっていると実感しています。