5回目となった「ecobeing SYMPOSIUM 2025」のプログラムが決定しました。
4人のプレゼンターはいずれも本年度、巻頭インタビュー「ecopeople」や「コラム」のご執筆、その活動を「TOPICS」でご紹介させていただいた行動者(アクティビスト)の皆さまです。ひとつの場所に集い、実際にお目にかかり、その声を聞くことで感じるメッセージの力を、今年も多くの読者の皆さまとご一緒したいと願っております。
今回は、シンポジウム終了後に会場を移し、「漁業ブ」のご協力による “三陸の海の幸” 体感企画『Sea to Plate by ecobeing × 漁業ブ』を実施します。
最後に。
今回は参加費を無料とし、元旦の大地震に続き、9月には再び豪雨被害に襲われた能登半島支援の募金箱を前回同様、会場受付に設置いたします*。
プログラム
【Part 1】「生きもの」である私たち
【Part 2】 食の大切さ、食の未来
近年の土地開発で湿地帯が激減した知多半島、かつては絶滅危惧種を含む食虫植物や東海地方固有の多くの湿地植物が生育する豊かな自然に恵まれた地域でした。J F Eスチール知多製造所は、開設80周年記念事業として「ビオトープ知多」プロジェクトを立ち上げ、知多半島の生態系の再現と保全を軸に場所を造成し、地域に密着したビオトープづくりを目指しています。今年5月には愛知県立半田農業高等学校と連携し、愛知県で開発されたもち米「こはるもち」の田植えを実施。10月は見事に実った稲を収穫し、実りの秋を従業員とその家族と共に分かち合いました。完成までには10年、20年という時間がかかる自然の再生。木々や動植物だけでなく、人も共に育ってゆく『ビオトープ知多』プロジェクト、この活動を引き続き見守りたいと思います。
本年度もエコビーイングはオンラインではなく、実際に出会い、互いに会話を交わす場となる『第5回 エコビーイング・シンポジウム』を開催します。
連載コラムを執筆いただいている石田秀輝先生、「eco people 101号」でインタビューをした生命誌研究者の中村桂子先生はじめ、本年度の『ecobeing』にご登場いただいたアクティビストの皆様がご登壇の予定です。
地球のさまざまな生き物たちと共生し、持続可能で幸せな未来の構築を探るダイアログ。
詳細は12月1日号でご案内させていただきます。
内戦や貧困、人間の尊厳をテーマに、約20年以上アフリカの地を撮影し続けてきた写真家・青木弘さん立ち上げた『PEACE is___』プロジェクトがいよいよ本格稼働しました。
現在も内戦が続き、日本と正式な国交もまだ成立していない中央アフリカ共和国、ここで青木さんと彼の仲間たちが着手したのは雇用の創出。現地の人々が最も必要としている食料供給を担う養鶏場を職場に選びました。
食が足りてこそ、穏やかな日常を取り戻すための話し合いが出来るという考えの下、養鶏場経営を現地の人々と共に立ち上げ、建設用地とひよこを購入。この夏、立派に育った鶏の第一陣が出荷されました。
「食べること」と「働くこと」で成立する“日常”がアフリカの新たな希望となることを応援したいと思います。
「ecobeing」のイメージを担う写真家たち、公文健太郎さん、広川泰士さん、瀧本幹也さん、野町和嘉さん、菅原一剛さんが参加する展覧会が、恵比寿の東京都写真美術館と表参道のスパイラルで開催されます。テーマとなるのは感動の原点となる感覚、“WONDER” と、地球がすべての生物との循環・連携によって成立する、唯一無二のかけがえのない場所であるという事実、“ONENESS”です。
キュレーターは「ecobeing」の編集長でもある太田菜穂子。人類が地球から宇宙へ、現実世界から仮想世界へと、その一線を超えようとする今、世界で最も有名な山、富士山を現実世界の錨とし、国内外18人の写真家たちの作品を通して、“WONDER”と“ONENESS”を考える展覧会です。会場にて皆様のご来場をお待ちします。
去る2月8日、2024年元旦に発生した能登半島地震の甚大な被害状況と現実に向き合い、未来を志向するため、ecobeingシンポジウム『EARTH ONENESS 一つの地球』は、急遽プログラム内容を変更し、今、改めて考える“地球と共生するライフスタイル”を副題に開催しました。
オリジナルな知見を持ち、その行動指針を日々実践されている3人のプレゼンター、野町和嘉氏(写真家)、桑木野恵子氏(「里山十帖」シェフ)、矢野智徳氏(環境再生医)に加え、2017年の第一回シンポジウム以来、具体的な数値と行動で地球の現状に警鐘を鳴らす沖永良部島在住の石田秀輝氏(環境科学者)にご登壇いただきました。徹底した現場主義に基づく貴重な情報と共に、濃密な対話の場となった今回のシンポジウム。全プログラム終了後は、興奮覚めやらぬ参加者のみなさまからの、多くのご意見や感想を共有する場となりました。
なお今回、参加費という考え方を撤廃し、受付に義援金箱を設置。その全額(¥34,152)を輪島市に。編集部からは箱瀬淳一工房の復興へのお見舞金を別途寄付させていただきました。さらに、コレクターのご厚意で輪島塗を継承してきた箱瀬淳一氏の作品を会場内に展示。参加者の鑑賞後は、直ちに(2月12日)に全てを失った箱瀬工房へと返還されました。(「eco people vol. 98」最新号でインタビュー http://www.ecobeing.net/ecopeople/2023_winter/)
元旦に能登半島を中心に北陸全域を襲った大地震、貴重な人命が失われ、甚大な被害により多くの被災者が一年で最も寒い時期を避難所等での厳しい毎日を余儀なくされております。
「エコピープル」最新号でインタビューをさせていただいたばかりの輪島在住の漆芸家、箱瀬淳一氏の工房も全壊との知らせが届きました。箱瀬先生はじめ工房の方々のご無事は確認できましたが、穏やかな日常を取り戻すまでには長い時間がかかることは想像に難くありません。
2月8日のシンポジウム会場には募金箱を置くと共に、参加料全額を輪島への義援金として寄付させていただくことにしました。当日は輪島塗が継承してきた箱瀬氏の漆器作品も展示させていただきます。文化と自然を未来に継承するための“対話の場”となるこの度のシンポジウム、皆様のご参加をお待ちします。
「ecobeing INSTAGRAM」は本年度から、装いも新たに再始動します!奇数月は日本自然保護協会とのコラボレーションで自然に関する旬の話題を、そして偶数月はNPO東京画の協力で、写真家たちの眼差しが捉えた防災や減災の思想が反映されている神社や公園、運河の姿をその背景と共にご紹介します。
1月は自然の恵みが生かされた日本の「お雑煮文化」をフォーカス。新年を祝う人々の願いが託されたお雑煮には、各地の自然環境や彩り豊かな食文化が反映されています。今回は新潟県村上のソウルフード「村上塩引き鮭」に注目。鮭と共に生きてきた村上の人々の歴史と、鮭の頭から尾鰭まで残すことなくいただくその美しい暮らしをご覧いただきます。
*日本自然保護協会について
日本自然保護協会は、”自然のちからで、明日をひらく”をテーマに掲げ、赤ちゃんからお年寄りまでが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を作ることを目指して、活動する自然保護NGOです。
【柱となる4つの活動】
1. 自然とのふれあいの機会と守り手を増やす
2. 絶滅危惧種とその生息地を守る
3. なくなりそうな自然を守る
4. 守った自然の恵みを持続可能な社会づくりに活かす
4回目の開催となるエコビーイング・シンポジウム2024『EARTH ONENESS – 生命の星・地球』、会場を丸の内から六本木鳥居坂の国際文化会館 岩崎小彌太記念ホールに会場を移し、開催する運びとなりました。
テーマに掲げるキーワードは“ONENESS”、地球は多くの生命の集合で形成される“ひとつの生命である”という理念の下で、社会の融和と連携への智慧、ライフスタイル、行動の在りようを考える場にするべく、準備を進めております。皆様のご参加をお待ちします。
CO2排出実績ゼロを目指す都市づくりの協議会が、山梨県との包括協定を締結しました。この協議会には山梨県富士北麓の富士河口湖町、山中湖村などの周辺の5つの町村の自治体、地元企業、豊橋技術科学大学等、産官学が連携し、日本の象徴でもある霊峰、富士山エリアにゼロカーボンのモデル都市をつくりあげようとするプロジェクトです。
この壮大なプロジェクトのキーとなるのは、富士山の伏流水。世界が認める良質な水を豊富に産する日本、我が国では当たり前の“水道水が飲める国”に住む幸せに改めて感謝し、加速する地球温暖化に少しでも歯止めをかける日常の行動を心がけたいものです。“今、自分にできることを全てをする”ことが、未来の世代への最上の贈り物になることを胸に刻み、日々を暮らしたいものです。
働き方も日々の生活習慣も大きく変わりつつある現在、東京の企業がクリスマス直前に素敵なイヴェントを企画しました。社員の8割が女性、しかもその半数が子育て中の働くママたちというこの会社では、家にあふれた玩具を子どもたちから子どもたちにプレゼントするイヴェントが開催しました。当日の会場には賑やかな子どもたちの歓声とともに、ママやパパ達の笑顔が揺れました。
少子化が急速に進む日本、しかし2023年6月6日に発表された日本玩具協会が発表したデータによると、国内玩具市場は前年比でも6.7%アップの9,525億円を記録。過去最高水準となっています。その背景には祖父母がひとりの孫にかけるプレゼントの数量、おもちゃ全体の高額化、さらに大人を対象にしたハイテク系のもの伸長など、様々な要因が考えられます。ただ、大切な思い出や記憶が託されたクリスマスのおもちゃたちは誰にとっても特別な想いがあるはず。 改めてそのおもちゃたちと過ごした時間を振り返り、あの楽しさを噛み締めた後は、次は誰かにその喜びを受け渡してゆきたいものです。
2010年にスタートした『目黒川みんなのイルミネーション』は、地域の家庭や飲食店の協力により使用済みの食用油を回収し、バイオディーゼル燃料にアップサイクルし、100%自家発電でイルミネーションを点灯する取り組みを日本で初めて実現した「ひと×地域×企業×自治体」プロジェクトです。
地域全体が参加した「街を彩るエネルギーの地産地消」、SDGsの達成を考えるきっかけづくりにも貢献しています。
目黒川の“冬の桜®”としても定着した本プロジェクト、今年は点灯イべントが開催される11月10日に『みんなのアップサイクルスポット』も設置されます。
日本料理店「てのしま」の店主、林亮平さんがいよいよ、幼少期を過ごされたご自身のルーツともいえる瀬戸内海の離島、手島での「つながる未来」プロジェクトに着手されることとなりました。エコビーイング編集部は定点観測的に、活動の進展をフォローしてまいります。
その背景と今後の活動計画をまとめたプロジェクトブック『つなぐ手島の未来』を、限定10名様にお届けいたします。
ご希望の方は、お問い合わせフォームより、編集部宛てにご連絡ください。
環境問題、戦争、感染症と、世界中たくさんの課題を抱える中で開催された2022年9月27日のシンポジウム。
登壇者、参加者の皆さまと一緒に、今日という日に真摯に向き合いつつも、まずは朗らかに笑い、美味しく食べて、周りの人たちとの時間を愛おしめる、心豊かな暮らしを積み重ねていくことを確認し合いました。
ぜひ公式YouTubeのダイジェスト映像をご覧ください。
宮城県の石巻を主な舞台とした「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭、リボーンアート・フェスティバル。3度目の開催となる2022年夏[後期]のテーマは、[前期]に引き続き「利他と流動性」。戦争災害により世界が新たな不安に襲われている今、多様な表現を通じて、未だ見たことのない新世界が繰り広げられます。
昨年に続き、エコビーイング・シンポジウム2022が、同会場の日本工業倶楽部 大会堂(東京・丸の内)にて、9/27(火)に開催の運びとなりました。
テーマは、未来可能性です。プログラムの詳細等、追って本サイトにて告知させていただきますので、引き続き、ご注目お願いします!
2022年元旦、「ecobeing」インスタグラムがスタートしました。
本年度の特派員は3人と1チーム、北海道の齋藤典世さん、沖永良部島の子どもたち“うじじきれい団”、そして「東京画」所属の写真家、石下理栄さん、宝槻稔さんです。各地のエコ活動、目の前で起こっていること、一緒に考えたいテーマ、日常の風景に反映された社会の課題を写真で繋いでゆきます。フォロー、よろしくお願いします!
写真を通してサステナビリティと環境に関する議論や対話を引き出すことを目的とした国際写真賞、プリピクテ。
今年のテーマは『Fire (火)』です。本年度から会場は東京都写真美術館で開催されています。
毎年、夏の風物詩として、愛知県半田市のJFEスチール知多製造所を一般公開して行われてきた、ほたるの鑑賞会「ほたるの夕べ」。昨年に続き今年もコロナ禍で、あいにく市民が集まっての鑑賞会の開催は見合わせとなったものの、同市武豊町の保育園に、ほたるのプレゼントが届きました!
「世界の9人に1人が飢餓、4人に1人が肥満」という不均衡な食の課題に対し、健康な食生活を推奨しつつ、開発途上国の子どもたちに学校給食を届ける「TABLE FOR TWOプログラム」があります。JFE商事では、社員食堂で対象のヘルシーメニューを購入すると、1食につき20円=給食1食分をプレゼントできる、同プログラムに参加しています。
個人でも参加可能なプログラムの詳細は、下記サイトで確認できます。
エコピープルNo.87でご紹介させていただいた、伊藤宏子さんが編集長を務める季刊誌『住む。』の夏、78号が発刊されました。同号では、エコギャラリー2021-2022のイヤーズフォトグラファーでもある公文健太郎さんの「眠る島」が取り上げられています。ぜひ併せてご覧ください。